医療脱毛で毛が抜ける仕組みについて
医療脱毛は毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応し熱を発生させます。
この発生した熱がムダ毛を生やすもととなる組織を破壊し、毛を成長させる働きを絶つのが医療レーザー脱毛の基本的な仕組みです。
毛乳頭…毛細血管から栄養を受け取り毛母細胞に送る
毛母細胞…毛乳頭から栄養を受け取り毛を成長させる
毛が抜けるのは、肌に脱毛器で光を照射し、毛母細胞に栄養を届ける毛乳頭という
毛根部分にダメージを与えるという仕組みによるものです。
毛乳頭にダメージを与えることで、毛母細胞に栄養がいかなくなるので、毛が成長しずらくなり、抜けていくという仕組みです。
よって、医療レーザー脱毛には永久脱毛効果が認められているのです。
医療脱毛のあと毛が抜けるまでの仕組み
医療レーザーが毛根のメラニン色素に反応して熱を発生させる。
熱が毛乳頭と呼ばれる毛を作る組織にダメージを与える
毛乳頭が破壊されて発毛組織が失われる
毛が抜ける

脱毛後が抜け始めるまでの期間
脱毛の施術後、約1~2週間かけて毛が抜けます。遅くても3週間後には毛がポロポロと抜け落ちていきます。また、機械によって効果を実感するまでの期間が異なります。何度も施術を重ねることで、全体の毛量も少なくなっていき、自己処理が不要になります。
毛が濃い部分ほど抜けやすい
メラニン色素が濃いとレーザーが強く反応するため、毛が濃く太い人ほど抜けやすいといわれています。逆に細い部分の毛はメラニン色素が薄く、レーザーが反応しにくいため効果を実感するまでに時間がかかります。
そのため、白髪や産毛などの色素が薄く細い毛よりも、ひげやすね毛、脇毛などの濃い毛のほうが効果を実感しやすいでしょう。
毛周期について
毛周期とは、毛の生まれ変わり(発毛から抜け落ちるまで)のサイクルです。
毛が伸びる「成長期」
毛が落ちていく「退行期」
新しい毛が成長するまでの準備をおこなう「休止期」
上記3つのサイクルを繰り返し、新しい毛に生え変わっていきます。
医療脱毛のレーザーが反応するのはメラニン色素を多く含む成長期の毛のみで、退行期・成長期の毛には反応しません。医療脱毛時に退行期・休止期だった毛が成長期になる事で再び毛が生えそろった状態となります。毛周期の調べ方や見分け方は無いため、定期的に剃らなくていい程度にまでムダ毛をなくすには少なくとも5回以上の施術が必要です。

医療脱毛のメリット・注意点
メリット
医師・看護師がいる
長期的な減毛効果が得られる
永久脱毛が目指せる
自己処理による肌への負担を抑えられる
剛毛の方ほど効果が出やすい(ほんの数回程度の施術でも施術をする前に比べて大きな変化が期待できる)
施術時間が短くて済む
万が一のトラブルに備えられる
麻酔クリームを使用できるため、痛みに弱い方にもおすすめ
料金が年々安くなっている
医療脱毛で用いられるレーザ―脱毛器は照射パワーが強いため、少ない通院回数で高い脱毛効果を得ることができます。
注意点
医療脱毛はエステなどで利用されている弱い光の脱毛器に比べて効果が大きいです。そのため、どうしても痛みも大きくなってしまいます。
医療脱毛とエステ脱毛を併用する方法もありますが、同じ部位に交互に受けると効果が薄れることも考えられます。併用する場合は、部位によって分ける、クリニック・脱毛サロンに併用している旨を伝える、など注意が必要です。
医療脱毛は脱毛前と脱毛後で注意したいポイントがあります。
脱毛前の注意点
自己処理はしない(肌を傷つける可能性があるため)
制汗剤は使用しない(毛穴をふさいでしまうため)
日焼けに注意する(肌が火傷している状態で医療脱毛ができる状態ではないため)
予防接種後はさける(薬の副反応が出る恐れがあるため)
過度な飲酒はさける(血管が拡張している状態なので、施術ができないため)
生理中はさける
まとめ
少ない照射回数で永久脱毛の効果を得たい方、安全性を重視する方、毛が太く多い部位を脱毛したい方は、医療脱毛がおすすめです。
医療脱毛と美容脱毛のメリット・デメリットを比較しながらどちらがいいか選択していきましょう